◆イタリア代表監督◆ACミラン事情◆

●アベーテ会長(イタリアサッカー連盟)
FIGC(イタリアサッカー連盟)のアベーテ会長が16日、ワールドカップ(W杯)が始まる前にマルチェロ・リッピ現代表監督の後任を選定する事を明らかに。

一方、先日から代表入りの可能性が騒がれているラツィオFWマゥロ・サラテについては
「彼の兄でもある代理人はメッセージを送っている。我々に対してなのか、アルゼンチンのサッカー連盟に対してなのかは分からない。我々の方では、誰もサラテ側と話していないよ。トップである私たちに連絡せず、誰かが動くはずがないと思っている」

また、市民権取得後の代表入りが注目されるユヴェントスFWアマゥリについては、「今は市民権を持つかどうかが基準なんだ。イタリアの市民権があれば、代表に招集される権利はある。我々はアイデンティティーを失いたくないが、差別もしたくないと思っている」と、前向きな発言。

●アンチェロッティ

チェルシーを率いるカルロ・アンチェロッティー監督が、イタリア代表のマルチェロ・リッピ監督の後継者になることを否定。

アンチェロッティー監督とイングランド代表のファビオ・カペッロ監督は、南アフリカワールドカップ終了後のイタリア代表の監督候補とされている。
アンチェロッティー監督は、イングランドでの監督生活に満足。

●ACミラン
1月のマーケットでイングランド代表MFディビット・ベッカムとガーナのU-20代表FWドミニク・アディアーの獲得が決まっているミラン。一方でクラブは、近いうちに契約が満了となる選手たちの今後についても検討。

・DF ジュゼッペ・ファヴァッリ
契約延長はないと見られている。ファヴァッリは現役を引退し、レオナルド監督のスタッフとして今後もチームに残る可能性。
・GK ジーダ
GKマルコ・ストラーリの負傷でゴールマウスに復帰して以降、評価を高めているが、1月の放出の可能性は除外できず。ジーダミランが移籍金を手にする事が出来るようにと、ブラジルに戻るかもしれない。
・FW フィリッポ・インザーギ
今シーズン終了後に契約満了を迎える。ただ、“いつものように”契約が延長されると見られている。
・他選手…
DF アレサンドロ・ネスタ、DF カハ・カラーゼ、MF アンドレア・ピルロ、MFマッシモ・アンブロジーニ、MFジェンナーロ・ガットゥーゾなど多くの選手が2011年6月に契約を満了を迎え、その数は11名にも上る。

全員が契約を延長するのは難しいと見られ、それだけに今後の展開が注目。一方で、若返りを図るミランは、カリアリ DF ダヴィデ・アストーリや、パルマ DF アルベルト・バロスキを復帰させるのではないかと言われている。