◆FCバルセロナ会長選挙戦◆

バルサと契約更新を行っていない事でメディアから集中的に取り上げられているグアルディオラ監督の話題。
契約更新は濃厚とされていただけに大変気になります。
チームへの影響を考慮して
「バルサとの契約更新の意思がある事」をラポルタ会長同席の元記者会見を開き正式に発表しています。

しかし報道の加熱が納まらないのは未だにサインをしていないのは今季末にある会長選挙で選出される新会長と契約条項を交渉してサインしたいためであります。

本来グアルディオラは就任時に「短くて2年。長くても4年が限度」と長期政権を築く気はなく結局それが今でも変わっていないようです。

バルセロナというビッククラブの監督を務めるプレッシャー、首脳陣やファンが、一人の監督に4〜5年も我慢する気質がないという事をグアルディオラは理解しているからと言われています。

今現在注目されているのはその会長選挙の開催日です。

グアルディオラが選挙前の契約書へのサインを拒否しているため、選挙は当初シーズン終了後に行う予定でした。
現政権はまだ選挙日を発表しておらず、対立候補から批判を受けています。

今の政権はラポルタ。

90年代からバルサの政権を握っていたヌニェス元会長とその後を継いだガスパール前会長は同じ派閥。
ラポルタはそれに対抗する人物。

ヌニェスか胃腸から排除されたクライフとラポルタが接近し、ガスパール政権でのクラブ不振を突いて政権を握ったのは現会長ラポルタです。
それが2003年の事でした。

しかし、ラポルタの派閥が年々分裂を繰り返し、離脱した各グループのリーダーが会長に立候補しています。

2003年ラポルタが政権を握った年、ロナウジーニョの獲得に尽力したロゼル元副会長が2005年に離脱。

カラルーニャの政界進出を視野に入れるラポルタ会長が次期選挙に立候補するのか、同派閥の立候補を擁立するかはまだ決まってません。
ここ数年でカタルーニャ全域のファンクラブの地盤固めをしているサンドロ・ロセルと2008年に辞任したソリアーノ元副会長が選挙に立候補するのは確実。
現政権の副会長を務めるゴダイルとフェレールも立候補の準備をしています。