◆第63回全日本体操競技団体・種目別選手権大会◆初日結果◆

世界選手権の余韻に浸ってる間に、全日本が始まりました。
〔競技予定 〕
11月20日(金) 開始式、種目別選手権(予選)
開始式12:00 
種目別前半予選12:25〜 
後半予選15:45〜17:25

11月21日(土) 団体総合選手権(決勝)、団体総合表彰式
女子団体12:00〜13:40 
男子団体15:40〜18:10

11月22日(日) 種目別選手権(決勝)、種目別表彰式、閉会式
種目別前半決勝12:00〜13:50
表彰〜14:10
種目別後半決勝14:50〜16:40
表彰〜17:10
〔大会概要〕
団体日本一と種目別日本一を決定する大会。
団体は6-3-3方式を採用。

○本日初日○
東京・国立代々木競技場で男女の種目別予選を行い、10月の世界選手権で男子個人総合を制した内村航平選手日体大)は平行棒でトップの16・050点を記録するなど出場した5種目すべてで22日の決勝に進みます。

世界選手権の種目別平行棒で銅メダルを獲得した田中和仁選手徳洲会)は同種目の予選を4位で通過。
床運動では高校3年生の菊池収祐選手(岡山・関西高)が内村選手を抑え、トップの16・000点をマークしました。

女子は鶴見虹子選手朝日生命ク)が世界選手権の種目別で銀メダルに輝いた段違い平行棒など2種目で1位の得点を出し、出場3種目で決勝に進出です。


◆21日・・・団体総合選手権・決勝競技この競技に出場できる団体は、
①全日本社会人選手権と全日本学生選手権での団体総合の成績を並べ、
その上位10チーム。
②全日本ジュニア選手権での上位2チーム。
①と②の合計12チームです。

出場権を得ているチームは次のとおりです。

KONAMI ●徳洲会体操クラブ ●日本体育大学 ●順天堂大学
日本大学 ●朝日生命 ●相好体操クラブ ●仙台大学 ●筑波大学
早稲田大学 ●洛南高校体操クラブ ●清風高校体操クラブ

※「6-3-3制」とは
⑥…1チームにつき⑥名をエントリーできます。(1チームの構成人数)
③…各種目ではそのうち③名のみが演技をします。(各種目演技者数)
③…その③名の得点はすべてチーム得点になります。(得点とみなされる人数)
これが、「6-3-3制」です。
各種目3名ずつ出場した6種目分、計18演技の得点が総合得点となります。
総合得点の最も高いチームが、全日本のチャンピォンチームとなります。

なお、これまでは、「6-5-4制」が用いられてきました。
(1チーム⑥名で構成され、各種目⑤名が演技、そのうち上位④名の得点が
チーム得点に採用される。)
「6-5-4制」では、5名演技をしたうち4名の得点しか採用されないので、
どの種目も1名の失敗は許される余裕がありました。
しかし「6-3-3制」では、演技する選手のすべての成績がチームの得点に直結します。
失敗が許されないルールです。
選ばれた選手は、集中もプレッシャーもこれまで以上のものになります。

◆22日・・・種目別決勝初日の種目別予選を通過した各種目の上位8選手のみが出場できます。
種目ごとの全日本チャンピォンの座をかけて、精一杯の演技で競技します。
20日の予選会での得点は関係なく、持ち点なしで行います。
それぞれの種目に、スペシャリストや実力者と呼ばれる選手たちがいます。
団体戦と違い、万一失敗してもまわりに迷惑をかけることはないので、思い切った大技が繰り出されます。

現在の男子選手層は非常に厚く、全日本出場レベルは世界に通用するレベルです。
体操は、テレビで見るのと生で見るのとでは、まったく違います。是非1度会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?