◆練習風景◆

日本男子は個人総合出場の田中和仁徳洲会体操クラブ)が入場し、つり輪から調整へ。
注目されたのが、中国の平行棒における王冠寅。
また厳明勇はノーアップで安定した演技を披露、関係者をうならせる。ただ、中国はこの演技のみ。ゆか、あん馬跳馬、鉄棒では演技をしなかった。
個人総合として調整した中では、ドイツのグエンが好調。ロシアのデビアトフスキー、イギリスのキーティングスは調整のうまくいっていない種目も見られたがこの班の中では目立っていた。
日本は跳馬の関口栄一(コナミ)、平行棒、鉄棒、つり輪の中瀬卓也徳洲会体操クラブ)、ゆかの沖口誠(コナミ)、あん馬坂本功貴(セントラルスポーツ)が、集中して練習を行った。
他国選手において個人総合で目立つのはコッチ(ルーマニア)とワメス(オランダ)以外に見られず、スペシャリストが勢揃いした感がある。リセグワン(北朝鮮)の跳馬におけるカサマツ宙返りと屈身ドラグレスクは圧巻。
セラスライ(オーアウトラリア)、ペレポズニコフ(ロシア)、ベルキ(ハンガリー)、スミス(イギリス)のあん馬。ヒポリト(ブラジル)、レジェンドラ(アメリカ)のゆか。ツォラキディス(ギリシャ)、レイバ(アメリカ)の平行棒。モランディ(イタリア)のつり輪。カッシーナ(イタリア)の鉄棒。